治療的自我 ⑦ (誇り、プライド、責任感)

2016年02月07日

誇り、プライド、責任感・・

これも、治療者(特に医師)である限りは、絶対必要不可欠なものです。
きっと、他の条件(素養)に比べ、最も理解しやすいのではないでしょうか?


誇り がなければ、ガチンコの真剣勝負である医療現場で、診療など行えません。
プライド がなければ、病気や怪我に悩む患者さんに対して、プロフェッショナルとして自信を持って対応する事などできません。
責任感 がなければ、「絶対」という事が有り得ない医療の世界(しつこいですが、一つだけあるんですよ・・考えておいてくださいね)において、全ての結果を受け入れ、柔軟に対応していく事などできません。

さて、これまで治療者として望ましい人間的素養を挙げ、残念ながら、多くの医師はこれらを持ち合わせていないといった批判的な見解を述べてきましたが、幸いにも?この「誇り」、「プライド」、「責任感」については、大多数の医師は、概ね持ち合わせていると言って良いと思います。
特に、「誇り」と「プライド」を持っていない医師は、ほとんどいないと言えるでしょう。

理由は簡単、明白です。
誇りやプライドは、「努力と目標の達成の積み重ね」によって得られるからです。
「努力と目標の達成の積み重ね」という過程を経ずに、医師になれる人はいません。
例え、凄まじい能力を持った人であっても、医師になろうと思えば、必ずそれなり(ある一定程度以上の勉強)の努力を要求されます。
必然、医師は、自然と「誇り」や「プライド」を持ち合わせるようになるのです。

しかし、「責任感」はちょっと微妙です・・
「努力と目標の達成の積み重ね」によって、誇りとプライドはまず間違いなく身に付きますが、責任感も身に付くかというと、やや違う気がします。
これをきちんと兼ね備えるには、また違った経験や人間的素養が必要になるように思われます。


では、どのような経験や人間的素養が必要なのでしょうか?
また回を改めて、考えてみたいと思います。